レトロな三井倉庫
以前からスケッチしたいと思っていた歴史を感じる倉庫です。
今回はコットンハーバーに行く途中の道(星野町〜橋本町側)から描いています。
ここへの交通は、JRまたは京急東神奈川駅から徒歩か自転車です。車で来ても止める場所がありません。徒歩で15分〜20分以上かかると思います。トイレは近くの星野町公園にあります。
歩道幅が狭く通行の妨げになるので、立って描かないとなりません。下描きして、着彩は自宅でゆっくりと・・。反対側の千若町側からの方がスペースがあり艀船を入れ立体的に描けていいのですが、朽ちた壁の歴史感があり味があるので、こちら側(星野町側)がいいのです・・・あえてこちら側なのです。😄
三井の紋章
ところで、三井倉庫に使われている「丸に井桁の三」は三井グループの紋章ですが、グループで使う場合の決まりがあり、厳格に管理されているそうです。グループ企業により、この紋章が微妙に違うそうですが・・・・😅さすがに老舗企業です。私も若かりし頃、勤めていた会社も古い老舗企業でした。やはり、会社ロゴや紋章は、企業「identity」アイデンティティに関わることなので、かなり厳しかったのを記憶しています。ミリ単位の違いでも即、その広告媒体や製品プロトタイプでも手直しや破棄が課せられました・・・・😥 今では懐かしい記憶ですね・・・。
この倉庫は、歴史を紐解くと、昭和28年(1953年)に建てられたココアとコーヒー豆専用倉庫だそうですが・・。世界から集まってくるコーヒーの生豆を仕分けし保管し、様々なメーカに送られ焙煎され流通される訳です。現在も使われているのかは定かではありません。😅
詳しくはこちらで↓
横浜とコーヒーの歴史
1859年横浜開港当時からコーヒーは輸入されていたと歴史にあります。
それは、山下町や山手地区に居留していた外国人の求めに応じたものだったと・・
文明開化の華やかな頃、この横浜のコットンハーバーの港にコーヒーの生豆が船で運ばれて、仕分けされ世の中に流通された・・・歴史を紐解くと、想像が湧きたち、文化の香りが漂うようなロマンが感じられます。
横浜発祥の珈琲メーカー
ところで、横浜には、有名なコーヒーのメーカーがあります。
『KEYコーヒー』、『キャラバンコーヒー』、『三本コーヒー(MMC)』です。良く耳にするし、目にする事も多いと思います。『KEYコーヒー』は1920年、「木村商店」として、この横浜の地が創業地です。現在は東京に本社があります。『キャラバンコーヒー』は1928年、横浜 馬車道で創業、当時の屋号は「ミカドヤ商店」といい、輸入食品と自家焙煎コーヒーの店としてスタートしたといいます。『三本コーヒー』はここ、横浜のコットンハーバに本社を置く地元のコーヒーメーカーで「M・M・C」のロゴはよく目にすると思います。
横浜の珈琲発祥の歴史はこちらで↓
私が、最初訪れたのは、この地区にある浅野造船所跡を見学に来た、もう10年近く前です。その当時は、コットンハーバー地区もまだ、2棟位?の高層マンションと新しく出来たスーパーマーケット位しかありませんでしたが、近年、この近辺(コットンハーバー地区)では、土地の改良、埋め立て、区画整理が現在行われているので、再開発の事業があるのではないでしょうか?・・・。
2013年の『はまれぽ』の記事↓
この地区を貨物列車の路線(高島水際線)があり、この路線が貨物から乗客列車線になれば、この路線付近は急激に変わって行くのではないでしょうか?それに、近くの瑞穂地区にはノースドック(米軍の輸送基地)があり、もし、返還されたら、横浜にとって、かなりの有効な地所が取得出来ることになり、廃線になった貨物線復活させて・・・なんて・・・うーん、また、IR利権カジノが再燃するかな??😅
この三井倉庫は70年近くの歴史的に貴重な建物なので、保存して、レトロな雰囲気を残して、なにか、珈琲文化のショップモールとか、コットンハーバーの歴史に繋がるコットン関連の文化やショップ施設や芸術関連、娯楽施設などで使うのもいいですね・・・。
さて、何年後の未来は、どのように変わっているでしょうか?楽しみでもあります。
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